無線LANのすすめ。


こんばんは。中小零細企業のIT経営をお手伝いしているIT経営コンサルタントの川上です。

最近は1人に1台どころか、1人で2台3台とパソコンを使う人も増えてきました。
そんなとき、複数のパソコンで同時にインターネットをするためには、ルーターに接続する必要があります。

フレッツ光であれば、NTTさんが回線工事にきて設置して帰る機械がルーターです。
最近では、パソコン自体が趣味の人や、仕事でパソコンを触っている人でなければルーターとして意識することは少ないかもしれません。
通常は、このルーターにLANケーブルと言うケーブルでパソコンやひかりTVのSTB(チューナーBOX)を接続します。

しかし、LANケーブルでの接続だと、やはりケーブルが邪魔になってしまいます。ノートパソコンであれば、ケーブルを挿さないとインターネットが出来ないというのは不便です。

そんなときに便利なのが「無線LAN」
最近のノートパソコンであれば、たいてい無線LANの受信機が内蔵されています。電波を飛ばす親機(無線LANルータ)を買ってきて設置すれば、煩わしいケーブルは不要になります。
LANケーブルでの接続にありがちな、「ルーターの近くに設置するためにパソコンが不便な位置になってしまった」とか「ルーターからパソコンまで長いケーブルを引くことになって見栄えが悪い」「ドアが閉められない」といった不便さがなくなります。
そして、パソコンを別の場所で使いたいときも、電波の届く範囲であれば自由に移動してインターネットに接続できます。

現在は、テレビやレコーダー、ゲーム機など、LAN端子を使用する機器が増えていますが、無線LANであれば、ルーターのLANケーブルの挿し口の空きがあるかどうか気にしなくてよく、数が足りなくて困ることはまずありません。
また、「PSP」や「ニンテンドー3DS」といったモバイルゲーム機器は無線LANに対応しているため、ネットワークプレイを楽しみたい場合にも無線LANは必須となってきます。最近流行のスマートフォンも、無線LAN(スマートフォン等ではWiFiと表示されています)に接続することが出来ます。
無線LANで通信するほうが3G回線よりも通信速度が速く、快適です。
しかも、「iPhone」「iPad」などでは、「FaceTime」のように、無線LAN(Wi-Fi)接続でしか使用できないアプリもあります。

もちろん、良い所ばかりではありません。
無線LANの最大の弱点は、接続の不安定さ。環境によっては、ときどき接続が切れてしまうことがあります。
また、セキュリティの設定をきちんと行わないと外部から侵入されたり、ただ乗りされたりと言った危険もあります。

もっとも、以前は初心者には敷居の高かった接続設定も、ワンボタンでセキュリティ設定までが自動でできるような機能を搭載したルーターが主流になってきているので、昔に比べれば導入も比較的簡単です。
ワイヤレスなインターネットが楽しみたいなら、無線LANはお勧めです。