ホームページを外注する前にチェックしたい4つのポイント (後半)


岡山で1番のパソコンサポートの会社を経営しているIT活用コンサルタントの川上です。

前回の投稿からずいぶん間が空いてしまいましたが、ホームページを外注する前にチェックしたい4つのポイントの(後半)です。

まずは復習。ホームページ制作前にチェックしたい4つのポイントとは

  • ホームページの目的
  • 期待する効果
  • 運営について
  • サーバの選択

の4つです。

前回、ホームページの目的について書いたので、今回は残りの3つについて簡単に書いてみます。

期待する効果

ここでいう効果とは、ホームページを作ったことによる『期待する結果』です。
なるべく客観的に評価できる指標を設定しておいた方が良いでしょう。当然、目的と結果は対応している必要があります。
通販サイトを作ったのにアクセス数がいくらあるかを期待してもダメだと言うこと。通販サイトなら期待する結果はいくら売れたかのハズです。

『期待する結果』によってホームページの内容や作り方は大きく違ってきます。
内容や作り方が違えば当然、費用にも影響してきます。
もちろん、効果を計測するための仕掛けも必要です。ホームページの効果が測定できないと、改善や運営を効率的に行うことができません。

また、ホームページの効果は内容によってすぐに結果が期待できるものと、開設後の運営が重要なものとがありますので、色々な視点からの評価をポイントを設定しておくことも必要です。

例)

  • ホームページからの問い合せが月に何件あるか
  • 期待するキーワードでのアクセスがどのぐらいあるか
  • ホームページを見て来客されるお客様がどのぐらいいるか
  • ホームページでお店(リアル店舗)の売上が増えたか
  • ホームページ上での売り上げがいくらかなのか
  • etc..

ホームページの出来は制作会社のネームバリューや規模や営業年数に関係しません。質の良いデザイナーやプランナー、プロデューサーがいるかどうかで決まります。

予算と『期待する効果』のバランスが取れていますか?

費用対効果は問題ありませんか?

何度も繰り返しますが、値段が高ければ良いホームページが出来るとは限りません。

制作実績などを確認し、デザインは自社のイメージや好みに合うか、自社が期待する効果を上げているクライアントの制作実績があるか、発注前にしっかりと確認しましょう。

運営について

ホームページは作って終わりではありません。
電話帳代りの、作って終わりのとりあえずのものであれば作って終わりでも良いのですが、そうでないのなら、その後の運営が重要になってきます。

ホームページの運営とは、簡単に言ってしまえばページの更新のことです。

現状に合わせて内容を更新したり、新しい商品やサービスなどを紹介したり、情報を発信していくことです。
すでにあるページの内容を編集することもあれば新しいページを追加することもあります。
そのホームページがこまめに更新されているかは、ユーザにとって大きな安心感や信頼感を与えます。

気になる商品やサービスがあってホームページを検索してみた。

更新が何年も前で止まったまま。
世界中でそのお店でしか取り扱ってない特別な商品でもない限り、そこで注文したりわざわざ問い合せをしたりはしないでしょう。

また、定期的に更新されているホームページは、SEO的にも高い評価を得られます。
キーワードや外部リンクにこだわる前に、まずはこまめに更新を行うことが重要です。

ホームページを外注する際、運営のサポートはあるのか、作って終わりなのかも重要です。

運営サポートを依頼する場合、その費用や条件、サポート内容はどうなっているのか確認する必要があります。
自社で運営(更新)を行う場合、更新が簡単に行える作りになっているのか、自社に更新を行えるスタッフがいるのかなどもチェックする必要があります。
CMSでホームページを構築することで、昔に比べて簡単にホームページを運営・更新することが可能になりましたが、それでもまったくの素人ではやはり難しいものですので、更新の仕方を教えてもらえるのかなど、契約時に確認しておきましょう。

サーバについて

ホームページをインターネットに公開する際、必ず『ホームページを載せる(データを置く)場所』が必要になってきます。
この、ホームページ(のデータ)を置いておく場所がサーバです。
また、ビジネスでホームページを制作するなら、独自ドメインを利用しておくのが必須です。

このサーバは、制作会社の方で指定してくる場合もあれば、自分で用意したサーバにデータを置いてくれる業者もいます。

どちらの場合でも通常、ホームページの製作費とは別に費用が発生します。
サーバの値段も、サーバの性能や機能、契約内容によって様々なので、事前に確認が必要です。

制作会社でサーバを指定してくる場合、ホームページのデータは自由にダウンロードできるのか、著作権の扱いがどうなるかなど、詳しく確認した方が良いでしょう。

最初に依頼した制作会社と折り合いが悪くなったとき、他の制作会社に乗り換えようとしたらホームページのデータがもらえず、新しい制作会社で0から作り直す、なんてことにもなりかねません。
まあ、ほとんどの制作会社は良心的でそんなことはないと思いますが、、、

制作会社が倒産した、サーバがトラブルでデータが消えてしまった、などのリスク管理は考えておくべきです。

以上、ホームページを制作する前にチェックしたい4つのポイントをご紹介しました。

参考になれば幸いです。