組織の学習能力は、組織がどの程度人を引きとめておけるかで決まる。


こんばんは。中小零細企業のIT経営をお手伝いしているIT経営コンサルタントの川上です。
今日は、トム・デマルコの言葉を紹介します。

組織の学習能力は、組織がどの程度人を引きとめておけるかで決まる。 (ピープルウェア/トム・デマルコ)

ノウハウの蓄積や作業効率や生産性の向上など、組織として活動することの強みはその学習能力にあると言えます。
学習能力には組織形態や経営者(管理者)の能力、スタッフのモチベーションなど多くの要因が絡んできますが、一番の基本は『離職率の低さ』だと思います。
何故なら、知識は人の中にしか存在できないからです。

知識はマニュアルやデータベースに蓄積することが出来ますが、それらはドキュメント化された時点で単なる情報になってしまいます。
情報を再び知識として吸収し、知恵に変換するには多大なコスト(労力・時間)がかかります。
離職率が極端に高ければ、その知識をマニュアルやデータベースに蓄積することすら難しいでしょう。

もちろん、ノウハウや経験知を組織として蓄積するための仕組みも必要ですが、離職率を如何に低く抑えるかを同時に考えていくことも重要です。
その為にはどうすれば良いのか?

そんなお話を私の経験やノウハウを交えて、お話しせていただくこともあります。