わかりにくい光インターネットの料金を比較してみたら条件によっては光コラボレーションよりNTTフレッツ光の方がお得な事実!


ソフトバンクのCMは相変わらず斜め上に行っていて個人的には嫌いじゃないです。
さて、ソフトバンク光に限らず、光コラボレーションの勧誘合戦がますます激しくなってますね。

先月、まったく使ってないフォトビジョンの解約に行ったら例によってソフトバンク光の勧誘をされました。
以前、機種変に行った際にも勧誘されちょっと気になっていたのですが、私の契約しているプランだと月の割引額は500円しかなかったのでスルーしていたんですよね。

が、光コラボレーションの提供事業者が増えたの比例するようにお客様からもどこがお勧めなの?
と聞かれる事が増えてきたので、改めて調べてみました。

どこが一番お得かってのは条件によって変わってきますが、現在フレッツ光を8年以上契約していて、ソフトバンクのデータ定額が2GBの契約の私の場合は、フレッツ光でプロバイダを最安値のExcite.BBという現状のままが一番お得!と言う結果に。
調べる前から一番お得な状態になってました。
携帯のデータ定額が5GB以上のプランだったらソフトバンク光に乗り換えるメリットがあったんですが、、、

閑話休題

せっかくなので今回調査した光インターネットの料金比較を載せてみます。
私のように携帯がソフトバンクでも契約プランによっては一概に光コラボレーションが良いと言う訳ではないので、自分の条件に合わせてお得なサービスを選択するのがお勧めです。

フレッツ光(プロバイダ別)の場合

光コラボレーションではなく、通常のフレッツ光の契約の例です。
契約プランはフレッツ光ネクスト(隼)、WEB光もっともっと割り、ひかり電話(基本プランのみ)のプロバイダ別の月額と2年間利用した場合の合計金額です。

割引プラン 回線利用料 プロバイダ ひかり電話 月額合計 2年間合計
OCN 標準(割引未適用) 5400円 1100円 500円 7000円 168,000円
1~6年目 3810円 500円 5410円 129,840円
8年目以降 3610円 500円 5210円 125,040円
Tiki 標準(割引未適用) 5400円 1000円 500円 6900円 165,600円
1~6年目 3810円 500円 5310円 127,440円
8年目以降 3610円 500円 5110円 122,640円
GMOとくとくBB 標準(割引未適用) 5400円 760円 500円 6660円 159,840円
1~6年目 3810円 500円 5070円 121,680円
8年目以降 3610円 500円  4870円 116,880円
Excite.BB 標準(割引未適用) 5400円 500円 500円 6400円 153,600円
1~6年目 3810円 500円 4810円 115,440円
8年目以降 3610円 500円  4610円 110,640円

上記金額はNTT西日本、一戸建て住宅の場合の料金(税別)です。
WEB光もっともっと割りは、NTT公式サイトから申し込んだ際に適用される長期割引です。NTT公式サイト以外から申し込んだ場合に適用される光もっともっと割りの場合、WEB光もっともっと割りより割引額が少なくなりますが、6年目以降はWEB光もっともっと割りと同じ割引額になります。

光コラボレーションの比較

まずはプロバイダ系の光コラボレーションの比較です。

プラン 回線料金+プロバイダ ひかり電話 月額合計 2年間合計
OCN光 1年目 4400円 500円 4900円 126,000円
2年目以降 5100円 500円 5600円
Tiki光コラボ 新規 4800円 500円 5300円 127,200円
転用 4600円 500円 5100円 122,400円
Excite光 4360円 500円 4860円 116,640円

OCN光は、1年目は4400円(税別)と格段に安く見えますが、1年目のみのキャンペーン価格で2年目以降は5100円(税別)となります。2年間の料金を合計してみると・・・。
Tiki光コラボの新規は新規に回線を引く場合、転用は現在フレッツ光を利用しており、Tiki光コラボに乗り換える場合の料金です。
2年合計の利用料だけをみるとお得感はほとんどありません。
光コラボレーション専用のオプションが利用したい、と言うのでなければ、NTTとプロバイダの両方と契約が必要か、プロバイダとの契約だけで済むかといった手間の差しかメリットがありません。
しかも、光コラボレーションにした場合、フレッツ光に無料で付いてくるセキュリティ対策ツールが利用できなくなります。現時点ではメリットが無さ過ぎな気がします。
なお、光コラボレーションにした場合でもひかりTVは利用可能です。

携帯事業者系の光コラボレーションの比較、ソフトバンク光の場合。

縛り 回線料金+プロバイダ ひかり電話 月額合計 2年間合計
ソフトバンク光 更新なし 6300円  500円 6800円 163,200円
2年更新 5200円  500円 5700円 136,800円
5年更新 4700円  500円 5200円 124,800円

更新なしは、2年の縛りなし(途中で解約しても違約金なし)の場合です。自分で言い出さない限りお店でも勧められることもないので参考価格ですね。ちなみに一戸建ての場合の料金。
NTTと引き続きの契約が必要ですがひかり電話が使えます。なお、BBフォンは無料です。
携帯とのセット割がない場合の料金なので、ぶっちゃけソフトバンクユーザー以外にはメリットありません。と言うことで、携帯セット割り(おうち割)を適用した場合の料金がこちら。

縛り 回線料金+プロバイダ ひかり電話 割引額 月額合計 2年間合計
スマ放題
データ定額ミニ2GB
2年更新 5200円 500円 500円 5200円 124,800円
5年更新 4700円 500円 4700円 112,800円
スマ放題
データ定額5GB
2年更新 5200円 500円 1522円 4178円 100,272円
5年更新 4700円 500円 3678円 88,272円

契約プランがデータ定額ミニ2GBの場合の割引額は500円なのであまりメリットはありませんが、データ定額5GBの場合は月額1522円の割引。表にはありませんがデータ定額30GBだと月額2000円の割引です。
大多数の人が契約しているであろう5GB以上のプランだとかなりお得。ソフトバンクユーザーで、スマ放題のデータ定額5GB以上のプランで、少なくとも2年以上は乗り換える予定のない人にはお勧めですね。
自宅でも会社でも外出先でもWiFiを活用して月のパケット代を2GBに抑えている私には残念ですが。

携帯事業者系の光コラボレーションの比較、ドコモ光の場合。

縛り 回線料金+プロバイダ ひかり電話 月額合計 2年間合計
タイプA 更新なし 6700円 500円 7200円 172,800円
2年更新 5200円 500円 5700円 136,800円
タイプB 更新なし 6900円 500円 7400円 177,600円
2年更新 5400円 500円 5900円 141,600円

更新なしは、2年の縛りなし(途中で解約しても違約金なし)の場合です。自分で言い出さない限りお店でも勧められることもないので参考価格ですね。例によって一戸建ての場合です。
私はドコモユーザーではないのでよくわかりませんが、利用できるプロバイダによってタイプAとタイプBがあり値段が違うようです。好きなプロバイダが利用できるタイプなしもあるとか。
と言うか、プロバイダが別に必要ってことは、1契約で光回線とプロバイダがセットになっている光コラボレーションのメリットが消し飛んでますよね、これ。
ネット検索してみるとドコモユーザーでも意味が良くわからないという記事がちらほら。
携帯契約のセット割が無かったらソフトバンク光以上に利用メリットがない気がします。と言うことで、携帯のセット割を適用した料金表がこちら。

プラン 回線料金+プロバイダ ひかり電話 割引額 月額合計 2年間合計
タイプA データS 5200円 500円 500円 5200円 124,800円
データM 500円 800円 4900円 117,600円
タイプB データS 5400円 500円 500円 5400円 129600円
データM 500円 800円 5100円 122,400円

う~ん、ドコモはどこへ行こうとしているんでしょうか?(注:個人の感想です)

光コラボじゃないけどせっかくだからauひかりの場合

光コラボレーションのサービスではありませんが、ソフトバンク光、ドコモ光ときたのでついでにau光も載せておきます。

回線料金+プロバイダ ひかり電話 月額合計 2年間合計
標準(割引なし) 6300円 500円 6800円 163,200円
ギガ得(2年更新) 5200円 500円 5700円 136,800円
ずっとギガ得
(3年更新)
1年目 5100円 500円 5600円 133,200円
2年目 5000円 500円 5500円
3年目以降 4900円 500円 5400円 129,600円

上記料金は例によって一戸建ての場合。
で、すっとギガ得プランに携帯のセット割りを適用した料金がこちら。

回線料金+プロバイダ ひかり電話 割引額 月額合計 2年間合計
スマートバリュー
データ定額2
1年目 5100円 500円 934円 4666円 110,784円
2年目 5000円 500円 4566円
3年目以降 4900円 500円 4466円 107,184円
スマートバリュー
データ定額5
1年目 5100円 500円 1410円 4190円 99,360円
2年目 5000円 500円 4090円
3年目以降 4900円 500円 3990円 95,760円

携帯がauなら選択肢としてアリなんじゃないかと思います。
ただ、光コラボレーションではないのでひかりTVは利用できません。(類似サービスのauひかりTVがあるのであまり問題はありませんが)

光コラボレーション事業者が増えてきた割には、携帯ユーザーが携帯事業者系のサービスを選ぶ以外のメリットが少ないのが現実ですね。
携帯はPHSのY!mobileで十分!とか、2年ごとに携帯キャリアを乗り換えてる、なんて人は大人しくNTTフレッツ光を選択するのもアリかもしれません。