検索連動型広告の表示順位


リスティング広告(検索連動型広告)って大体どこも入札制です。
クリック単価の上限を設定して予算を調整するので、単純に考えると資金力のある企業が有利です。

だから資金の無い中小零細はリスティング広告じゃなくてSNSツール(TwitterやFacebookなど)の活用に力を入れるべきだ。
と言う論調をたまに見かけます。

本当にそうなんでしょうか?
深く考えなければ「そうなんだ」で終わってしまう話ですが、リスティング広告は本当に入札価格だけで表示順位が決まってしまう様な単純なサービスなんでしょうか?

実は、グーグルのリスティング広告「AdWords」では広告の表示順位は入札価格だけでは決まりません。

アドランクというランク付けで表示順位が決まるそうです。

このアドランクは入札価格とクリック品質と呼ばれる値の掛け算で決まります。
つまり、入札価格100円でクリック品質が20の広告(アドランク2000)より、入札価格が50円でクリック品質が50の広告(アドランク2500)の方が上位に表示されるワケです。

つまり、クリック品質を高めることで入札価格が安くても上位に広告表示が出来ると言うこと。

それなら真面目に広告原稿をナニすれば以外とアレするんじゃね?

ちなみに、グーグルの中の人曰く、クリック品質の要素はいくつかあるけど、クリック率以外の要素はおまけ程度なのでほぼクリック率で決まりますとの事でした。

ぶっちゃけ『クリック品質=クリック率』ですか。う~む。

色々とネタが仕入れられた片道2時間掛けて参加した甲斐のあるセミナーでした。

でも、SNSでもリスティング広告でもマッチング広告でも、まずはコンテンツをしっかり作らないと意味が無い罠。

当たり前すぎて説明が省かれるせいか、基本を忘れて小手先の手法に走る人が多いのも事実。
注意が必要です。