たかが名刺されど名刺 ○○で検索!?


ITでビジネスを活性化する、IT経営コンサルタントのマイスター川上です。

仕事柄、交流会やセミナーなどなにかと名刺交換させていただく機会が多いのですが、IT業界の端くれとして気になるというか、残念な名刺に出会うことは少なくありません。

例えば、ホームページ(URL)の記載が無い名刺。

ホームページが無いのか、あるのに載せてないのか。
ホームページが無いならすぐにでも作るべきだし、あるのにURLを載せてないのだとしたらこんなもったいないことはありません。
名刺交換してあなたのビジネスに興味を持ってもらえても、ホームページ(URL)の記載が無ければそこで試合終了。10人中9人は翌日には興味を失っているでしょう。

一時期、名刺にURLではなく「○○で検索」と載せるのが流行りました。
最近でもたまに見かけますが、キーワードの○○でブランディングしたいんだなと言う意図は判りますが、ちゃんとURLを併記しろよ。と思います。(私は当時からURLも載せれと言ってました)

とある先輩コンサルタント(非IT系)は「URLなんて書いてもわざわざURLを直接入力なんていしない。だから○○で検索って書くのが良いんだ」と言われています。

確かに、URLが書いてあってもURLを直接入力する人は少数派です。何故なら、「あ、ホームページがあるんだ」と思えば勝手に会社名で検索するからです。

名刺交換した相手のホームページを探そうと思えば「○○で検索」なんて書いてなくても勝手に会社名で検索するのです。大事なところなので2度繰り返しましたよ。

そして検索で出てこないときに(仕方なく)URLを入力するのです。

会社名で検索して出てこないと言うのはSEO以前の基本が出来てないので論外なのですが、「○○で検索」としか書いてない場合、その○○で検索にヒットしなかったらどうするのでしょうか?

検索順位と言うのは他のサイトとの競合ですので、不定期に順位が入れ替わります。Googleが検索順位を決めるアルゴリズムもどんどん変更になりますので、順位もそのたびに入れ替わります。
名刺を作ったときはトップ(1ページ目1番)で表示されていても、名刺交換したときにトップに表示されているとは限らないのです。
それでも1ページ目に出てくればまだしも、2ページ目以降でないと出てこないとしたら、名刺を配って同業他社の宣伝をしているようなもので目も当てられません。

閑話休題

例えフォントが小さくて読みにくくてもURLの記載があれば「ホームページがあるんだな」と言うことはわかります。
ちょっと覗いてみようかと思えば(会社名等で)検索します。
「○○で検索」と違ってURLだけならスペースもとりません。名刺のデザインを変更せず追加するのも難しくありません。

名刺のデザインにこだわって、その結果として「○○で検索」と載せるのはありです。ただ、その際でもURLを併記しておくべきなのです。

何はともあれ、ホームページを作ったら必ず名刺にURLを記載する。

名刺交換を名刺交換だけで終わらせないための鉄則です。

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