今更聞けないfacebookの使い方 その2 「いいね!」はして良いの?


中小零細企業専門IT経営コンサルタントの川上です。
facebook、なんとなく流行りに乗ってはじめてみたけど、どう使ったら良いのかわからない、見よう見まねでなんとなく使ってるけどちゃんと使えてるか不安。
でも今更facebookの使い方なんて人に聞けないし・・・という方のためのfacebookコラム、第2回は「いいね!」についてです。

「シェアする」と違って友達やfacebookページの投稿にほぼ必ず付いている「いいね!」ですが、これが意外と曲者。

大半の方は気にせず「いいね!」してると思いますが、中には躊躇してなかなか「いいね!」できない人や、投稿自体が「体調が悪い」とか「〇〇が亡くなった」とか「いいね!」しにくい場合もありますよね。
気軽に押すべきか慎重に押すべきか、意見もいろいろあるのがこの「いいね!」

また、一度にあまりたくさん「いいね!」をするとfacebookから制限がかけられたりすると言う話もあり、どのように「いいね!」すれば良いのか、誰もが一度は悩む内容ではないでしょうか?

facebookの「いいね!」の押し方には大きく分けて3つの意見があります

代表的な意見の1つは、Facebook の「いいね!」は(投稿を)「見たよ!」と言う意味だから気にせず「いいね!」しましょう派

facebookの「いいね!」はそう言うものだから「良くない内容」や「ネガティブ」な投稿に「いいね!」されて文句を言う方が筋違い勘違い。
気にせずどんどん「いいね!」しましょう。
当然、自分のネガティブな投稿に「いいね!」が付いた時も「(投稿を)見たよ!」と言ってくれてるんだと思いましょう。ネガティブな投稿で心情的にどうしても「いいね!」しにくい場合はコメントをしましょう。

と言う意見。
一時期facebookセミナーなどでよく言われていた主張なので今のところ一番多い意見だと思います。

対する代表的な意見は、自分が「いいね!」した内容は他の人にも見られるんだからホントに良いね!と思った時しか「いいね!」するべきではない派

facebookで「いいね!」をすると、友達のニュースフィードに「〇〇さんが□□さんの投稿にいいね!と言っています」みたいな内容が表示されます。
友達全員に表示されるわけではありません(通常の投稿でも友達全員に表示されるわけではありませんが、この話はまた別の機会に)が、facebook上でのコミュニケーションが多い友達を中心に表示されます。
なので、「いいね!」するの投稿の内容にも気を配るべきだ、という意見です。

この意見は、知名度の高い人やブランディングを意識する人に多い意見です。
ブランディングを意識する人にはもっともな意見ですが、普通の人にはちょっと堅苦しいですよね。
1秒で「いいね!」できる気軽さがfacebookの「売り」の1つなのに。

中間的な意見として、気にせず「いいね!」すれば良いけど、出会い系サイトの広告とか混ざってるから内容に注意。あと一度に「いいね!」しすぎると制限かかるから押しすぎにも注意してね派

実際の「いいね!」の押し方としては一番多いパターンじゃないかと思います。意識してるかどうかは別として。
最近のfacebookでは広告がさも普通の投稿の様にニュースフィードに流れてきたり、その広告に友達が「いいね!」してると「〇〇さんがいいね!と言っています」といった広告が表示されます。
ホントにいいな、と思ってる内容なら広告でも良いのですが、「出会い系サイト」の広告とかに「いいね!」していますと友達に表示されてしまうのはちょっと避けたいところ。
美人の写真が出てきたからってなんでもかんでも「いいね!」してちゃダメですよ!

「いいね!」の押しすぎによる制限も、友達の数が300人以下なら気にする必要はありません。
毎日ニュースフィードに表示される投稿すべてに「いいね!」しても制限がかかることはまずありません。(友達1人1人のタイムラインを覗きに行って「いいね!」しまくってたらちょっと危険かもしれませんが(^^;)

ただ、友達の数が300人以上なら、ニュースフィードに表示される投稿すべてに「いいね!」しているだけでも結構な回数の「いいね!」になる可能性があります。
友達の数が多い場合はちょっと注意した方が良いでしょう。

じゃあ、具体的にどうすれば良いの?

代表的な3つの意見を挙げましたが、実際どの意見が正しいの?
と思うかもしれません。
が、facebookの使い方に(法律やfacebookの規約に違反しない限り)正解はありません。好きに使ってOKです。ただし結果は自己責任ですが。

だけでは無責任なので、私的には「友達の数」による使い分けをお勧めしています。

友達の数が100人未満
積極的に「いいね!」しましょう。出会い系サイトなどの「広告」を除いて、ニュースフィードに表示される投稿は基本的にすべて「いいね!」してかまいません。
facebookでは、facebook上で仲の良い(「いいね!」したりされたりの多い)友達の投稿が優先して表示されます。
ニュースフィードに近況を表示したい友達(リアルで仲の良い友達やこれから仲良くなりたい友達)はその人のタイムラインを覗きに行って積極的に「いいね!」しましょう。

あ、投稿内容はちゃんと読んでから「いいね!」しましょうね。
リアルであった時に「いいね!」してたのに読んでないと思われるとマイナスですから(笑)

友達の数が100人以上300人未満
広告にさえ気を付けていれば、ニュースフィードに表示される投稿は積極的に「いいね!」してかまいません。
ただ、友達のタイムラインを覗きに行ってわざわざ「いいね!」をするのは、ホントに仲の良い友人か、これから仲良くなりたい(新しく友達になったばかりなどの)友達に限定しましょう。
リスト(facebook navi参照)をうまく活用すると便利です。

友達の数が300人以上1000人未満
一般のユーザーで300人を超えてる人は少ないと思いますが、ビジネス目的でセミナーや交流会、イベント等に積極的に参加していれば300人は意外と簡単に超えます。
友達の数が300人を超えたら「いいね!」する内容にも気を配りましょう。
広告への「いいね!」はもちろんですが、facebookページへの「いいね!」も、あなたの友達に表示されます。1割の人に表示されるとしても友達300人なら30人です。
自分が意識するしないにかかわらず、インフルエンサー(広告塔)としての影響力を持つようになってきます。
ビジネス目的の人は特に「いいね!」する内容が自分のブランディングにマッチしているか意識しながら「いいね!」するようにしましょう。

友達の数が1000人以上
むやみやたらと「いいね!」しない様にしましょう。
自分が意識するしないにかかわらず、インフルエンサー(広告塔)としての影響力を持っています。

あなたが「いいね!」することで、その投稿が注目を浴びる可能性があります。
注目を浴びて露出が高くなった方が相手にも喜ばれる投稿であれば応援の意味も兼ねて積極的に「いいね!」すれば良いのですが、そうでない場合(プライベートなネタや内輪的なネタ)は、かえって迷惑にもなりかねません。
普段の気軽な「いいね!」もちょっとは意識して行うようにした方が良いでしょう。

最後に、facebookの「いいね!」について私見を少し。

facebookの「いいね!」は、元々の英語では「Like!」、日本語では「好き」とか「似ている」と訳されることが多いですが、Facebookでの「Like!」はニュアンス的には「共感した」が一番近いと私は思います。

つまり、facebookで「いいね!」をする基準は「内容が良い(好ましい)かどうか」ではなく、自分が「共感したかどうか」で決めれば良いと思います。
その場合、ネガティブな内容の投稿であっても「共感している」と伝える意味で「いいね!」をするのは自然な流れになります。

もちろん、「共感」する投稿でも内容的に「いいね!」するべきか迷う投稿も当然あると思います。
ネガティブすぎる投稿とか政治色の強い投稿とか。
その場合は、無理に「いいね!」しなくて良いと思います。

「共感」するかどうかを基準に、無理なく「いいね!」するようにしていれば、友達の投稿に「いいね!」しなきゃいけないというプレッシャーは減り、最近言われているfacebook疲れの予防にもなると思います。

facebookの「いいね!」は「共感した!」でどうでしょう。

facebookの「いいね!」は「共感した!」

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